*職員へのインタビュー

ケアマネージャーのお仕事
ベルローゼ居宅介護支援事業所 渡辺正子
    
 居宅介護支援(ケアマネージャーの仕事)は、在宅の要介
護者等が介護保険の対象サービス等を適切に利 用できるよう、
在宅の要介護者や家族の依頼を受けて
その心身の状況や置か
れている環境、本人の希望を
勘案し、利用するサービスの種
類、内容等を定めたケ
アプランを作成します。
 サービスを利用されるときは、
必ずケアプランが作成され
ていなくてはなりません。そ
のケアプランに基づいてサービ
ス事業者などとの連絡、
調整その他の便宜の提供を行うサー
ビスです。また、
在宅の要介護者が介護保健施設への入所を
希望され
る場合には、介護保健施設への紹介や、医療施設な
どの情報提供もします。
 サービスの利用が開始されるとモニタリングといって、各
事業所から提供されているサービスはケアプランに沿ってい
るか、内容は適切妥当か、利用者は満足されているか、変更
の必要はないか、などの視点で様子を伺っています。また、
複数のサービスを利用している 利用者においては、それぞれ
のサービスを担っている
専門職同士のチームケアは確立され
ているか、その
上で継続的ケア、総合的ケアの提供がされて
おり、よ
り効率的であるかなどの視点でサービス調整会議、
カンファレンス、主治医の先生からの情報収集などを行いま
す。
それぞれの専門職が精一杯かかわりを持ち、自 立支援に
向けて努力し、効果が現れたとしてもチーム
として情報を共
有し、広い視点でトータルに利用者個人
を看ていかないとせ
っかくのプロのサービスも自己満足
に終わってしまうことも
あるのです。全てのサービスを
効率良く、総合的,継続的に
提供する事が生活の質を
向上させ自立支援を促すことであり、
利用者は安心し
てケアサービスを受ける事が出来ることと思
います。結
果としてIGLを信頼していただける事となると
思っていま
す。
 このように提供者間での連絡や、話し合いをして、利用者
の希望を最優先しながらサービスの調整をしていく過程をチ
ームケアといい、それによってサービスの量や、個人の負担
額、保険外のサービスの内容などをパッケージ化することを
ケアマネジメントと言います。話し合い の中でそれぞれの考
えや、困っている事、これからの展
望など多数の意見が出ま
す。この多数の意見を組み合
わせ、より利用者の希望に沿え
るものに調整して行きま
す。個人的な意見や感情論ではなく、
あくまでチームとし
ての意見が出されます。この調整役がケ
アマネージャー
の役割でも有るのです。
 利用者の1人ひとりに担当のケアマネージャーがおります。
公平、中立、守秘義務などみなし公務員としての職責を怠る
ことなく、利用者の価値観を尊重し、自己決定、生活の質の
向上を理念として、介護保険の最大の目的である自立支援を
目指して謙虚で誇り高いケアマネージャーで有りたいと思っ
ています。

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