*職員へのインタビュー

3年間を振り返って
ベルローゼ・デイケア ケアスタッフ石村信香

 3年前の初夏、「デイケアの送迎の仕事をやってみない?」
と声をかけてくださいました。私はすぐに施設を見学に行き、
デイケアの送迎の様子を見せてもらいました。スタッフの皆さ
んが笑顔で優しく利用者の方々をお送りする様子を見て、すぐ
返事をしました。そして今日に至っています。
 最初の1年間は、送迎だけの仕事でした。運転歴34年。車
の運転が大好きな私・・・。”簡単な仕事、送り迎えをすれば
いい”と思っていたのが大きな間違い。安全運転はもちろんの
こと、利用者の方の家の地図作り、利用者の顔色や様子を見な
がらお話をする、持ち物やその日着ておられる洋服の確認。ご
家族からの伝言。種々の注意事項などなど・・・。添乗員とし
ての心得でもあると思います。
 一年が過ぎようとしていました。利用者の方々と関わるのは
ほんの一時で、だんだん物足りなくなり、”もっと関わりたい
なぁ〜”と思っていた時、「介護の仕事をしてみませんか?」
と声をかけてくださいました。
 グループホーム形式の”さわやかホーム”の担当になりまし
た。ここは、痴呆の方が対象で、リハビリを通して日常生活の
援助をしています。例えば、お茶を入れたり、昼食の準備や後
片付け。時々、おやつ(わらび餅やどら焼き等・・・。)を作
ったりもします。自分達で作ったおやつは一段と美味しく、利
用者の方も喜んで食べておられました。
 2名のベテランスタッフの下、私は先輩スタッフの利用者の
方々への受け答えや行動を見て習えの精神で自分なりに会得し
ました。とても勉強になり、充実した半年間でした。
 ケアハウスの皆様、デイケアの入居者の皆様と少しづつコミ
ュニケーションがとれるようになり、とても楽しく仕事をさせ
ていただいております。
 時々、いらいらすることもあります。でも利用者の皆様が”
あー今日は会えたね、良かった。”とか、”貴方と話している
と玄気になる”と言って下さいますと、心がスッと落ち着きま
す。利用者の皆様の笑顔や一言に助けられて今日まで頑張って
これました。感謝の気持ちで一杯です。

 4月から介護保険が始まり、”ベルローゼへ行きたい”と選
ばれる施設にしていかなければいけません。私は自分の仕事へ
の責任と緊張感を持ち、”HOTーHEART、COOLーH
EAD
、SPEEDーFOOT”をモットーにこれからも頑張
っていきますので、皆さんよろしくお願いします。

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